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こんな防音パネルもあります

2024.02.19

屋外の騒音対策工事で使用する製品として、防音パネル、サイレンサー、消音ルーバー、吸音パネル、撥水性グラスウールなどがあります。中でも防音パネルは主力製品であり、数多くの実績があります。今回は防音パネルのラインアップの中でも特殊な防音パネル「デュラカーム®E-fX」(以下、E-fX)をご紹介したいと思います。

E-fXは防音壁の最上段に設置するパネルです。その特徴として、防音壁の上部からまわり込み外部側に伝わる音を、通常の防音パネルよりも小さくできます。

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防音壁を計画する際、通常では受音点において満足いく騒音値にするべく、シミュレーションを行い、防音壁の高さ・範囲を決めて施工します。但し、現場によっては設置できる防音壁の高さ、範囲に制限がある場合があります。E-fXは防音壁の高さに制限がある場合、最上段に設置することで、通常の防音パネルよりも防音壁としての効果を大きくできます。制限がない場合でも、防音壁の最上段にE-fXを設置することで、通常の防音壁よりも低い高さで同等の効果を期待できます。防音壁の高さが低くなることで、防音壁自体の費用、基礎工事や仮設関係にかかる費用、工期などを大きく軽減できます。また、周辺への防音壁が建つことによる圧迫感なども軽減でき、多くのメリットが期待できます。(※音源・防音壁天端・受音点の位置関係や、周辺の状況によっては効果が期待できない場合もあります)

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高速道路や鉄道では以前から同じような効果を持つ他社製品も使用されています。それらの製品は円筒状であったり、ボックス状であったりと、通常の防音パネルと比べるとかなり大きく、圧迫感や違和感があります。それに対してE-fXは防音パネルと同じサイズ、形状のため、まったく違和感がありません。

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E-fXの製品ページ

以上、簡単にご紹介させて頂きました。気になるようでしたら、お気軽にお問い合わせください。

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