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『モンスターハンター ブリッジ』の世界を支えた映像と振動 ―― 大阪・関西万博 大阪ヘルスケアパビリオン「XD HALL」施工の舞台裏

2026.02.27

20251013日に大盛況のままに閉幕しました大阪・関西万博。

開幕前のコラムで触れましたように、弊社も一部施工に携わりました。
『モンスターハンター』の世界を体感できるコンテンツ『モンスターハンター ブリッジ』で話題になった「XD HALL」です。
ヒビノグループの各社と協力して施工しました。

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XD HALL」は、床面直径約12m×天井高約5mの円筒型シアターです。ARデバイスに映る映像と、LEDディスプレイ及びプロジェクターの映像を重ねた映像演出・表現手法が取られています。また、床を除く全方位をスピーカーが取り囲んでおり、床には振動ユニットが設置してあります。映像と音が連動し、モンスターの動きに合わせて音が動き、モンスターの動きによる地響きが足元から伝わってくる空間となっております。
 

016-02.jpg提供:(公社)大阪パビリオン
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弊社は、LEDを取り付けるための下地の設計・施工、LEDパネルの土台となる筐体の設置、その筐体にLEDを設置という一連の作業を行いました。

LEDパネル同士の隙間が重要で、完全に隙間なく密着させても、隙間を開けすぎても、映像の見え方に支障が出ます。場合によっては1mm未満の精度で隙間を調整する必要がありました。
 

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また、振動する床の設計・施工も行いました。
防振浮床の設計・施工を行っている弊社にとって、振動する床は真逆に位置するもののように思えますが、設計を担当した者は、振動のエネルギーを他の部位に伝えないという観点からは同じような感覚だったと語っております。理想的な振動を起こしつつ、土間には振動を伝えない床組を作るために防振ゴムを使用しました。

このプロジェクトでは他にも、プロジェクターの駆動音を遮音するBOXの設計・施工や、空調設備のための消音ダクトの検討などを弊社が担当しました。
 

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今回、親会社のヒビノ株式会社との協業として、初めてLEDの施工に携わりました。細かい精度が求められる難しい案件ではありましたが、関係各社の皆様にご協力いただいたおかげで無事施工完了し、半年間の会期を終えることができました。

今回の万博という貴重な経験を糧に今後も新しいことに挑戦し、日々邁進してまいります。

 

XD HALLについて詳しくはこちらをご覧ください。(ヒビノ株式会社 プレスリリース)
https://www.hibino.co.jp/topics/2025/202505_xd-hall.html

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