データセンターが抱える騒音問題
昨今、全国でデーターセンターの建設が顕著で、この動きは益々増加する傾向にあります。近年のデータセンターは住宅地に建設される事も増えてきており、排熱、騒音、電力問題など、今後様々な環境問題により、近隣住民からの苦情やトラブルが発生する事が予想されます。
特に騒音問題については、データセンターは大量のサーバーを保有しており、そのサーバーを冷やすために、24時間稼働している空調設備や冷却システムが大きな騒音を発生させる恐れがあります。また、万一の災害時にも電力供給を止めないために、非常用発電機を保有している事が多く、メンテナンスのために定期的に発電機を稼働させるため、それが騒音問題に発展する可能性があります。
データセンターにおける主な騒音源と対策
・チラー(冷却装置)
・空調ユニット(AHU)
・非常用発電機
これらの騒音源の中には、空気の流入(冷却・換気)を妨げない騒音対策が求められるケースが多く、防音壁やサイレンサー等を併用して、複合的に騒音対策を行う必要があります。
騒音シミュレーション
日本環境アメニティでは、データセンターにおける近隣騒音対策のための、騒音シミュレーションを実施し、最適な騒音対策案をご提案致します。
※下記は、屋上設置のチラーの騒音シミュレーション事例です。
騒音対策前(断面) | 騒音対策後(断面) |
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騒音対策前(平面) | 騒音対策後(平面) |
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騒音対策施工実績(参考事例:サイレンサー設置)
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まとめ
データセンターの騒音問題は、今後さらに社会的関心が高まっていく可能性があり、開業後の安心・安全な稼働のためにも、騒音問題は事前に解決しておく事が重要と思われます。
日本環境アメニティでは、今までに蓄積した騒音対策のノウハウを駆使して、データセンターの騒音対策に取り組んで参りますので、是非お気軽にご相談下さい。